インフルエンザが流行しています。風邪と違って怖い病気なので予防接種を考えています。また、感染したらタミフルを処方されるようですが、色々報道されていて不安になります。イネイト的にはどうなのでしょうか。

誤解されている方が多いのですが、インフルエンザも風邪です。ただ感染力が強いので恐れられているのです。合併症の肺炎やインフルエンザ脳症を心配される方も多いのですが、普通の風邪でも酷い時は肺炎に発展しますし、インフルエンザ脳症は解熱剤を投薬した場合に起きやすいのです。インフルエンザに限らずむやみに解熱剤を使うことは危険です。また、タミフルは服用するとすぐに熱が下がったり高熱期間が短縮されますが、ウイルスの働きを抑制したに過ぎず、免疫ができないので繰り返しインフルエンザに罹ってしまいます。また、異常行動を起こしたという報道から脳への副作用も否定できません。予防接種を受けたとしても別の種類のインフルエンザに罹ることもあるし、乳幼児にはほとんど効果がないという結果が出ています。予防接種よりもインフルエンザの予防は無理をせず体力を落とさないこと、人ごみは避ける、うがい手洗いをきちんとして生活習慣を普段以上に整えること。また罹ってしまったら水分を十分に摂って安静にすること。症状が軽いからといって無理をしてはいけません。きちんとした知識があれば恐れる病気ではないのです。しかしながら仕事を休めない、虚弱でインフルエンザの症状に耐えられない場合等は医師とよく相談して接種や投薬を決断するようにしてください。