一度しかない一生です。なろうことなら、できるだけ楽しい人生を送りたいものです。
とくに、高齢者にとっては、そのことはより望ましいことだと思います。
楽しく毎日を送るためには、何が大切か、ひとそれぞれの考え方があろうかと思います。
私は、友人と趣味をしっかりとつくることを念頭に置いています。楽しい毎日を生み出す条件には心の持ち方があります。日常生活の中に、喜怒哀楽のうち、喜びと楽しみを持ちつづけるようにすることです。喜びと楽しみを合わせた時、そこから笑いが生じ、笑顔が生まれます。
友人と趣味に富んだ生活は、笑いの豊かな楽しさを生み出すといえます。そのことが友人作りの基本ともなり、好ましい循環を招きます。
このことに関して、とくに高齢者の場合、男女性が大きいのです。私も、チェロ・シャンソン・小唄・端唄・ジャズダンスなど、さまざまなサークル活動を楽しんできました。
そこで感じたのは、圧倒的に女性の数が多くしかも生き生きとしているのです。
男性にくらべて女性の方が友人の数も多く趣味も豊かであることが、平均寿命の男女差(男性七九歳、女性八六歳)を生み出す一つの要因にもなっているのではないかと考えられます。
笑っている時には、必ずお腹が引っ込んでいます。と言うことは、笑っている時、身体は深呼吸している時と同じ状態になります。
反面、怒ったり哀しんだりしている時はお腹が出ており、呼吸をしていない状態に置かれています。これでは楽しい毎日も送れず、寿命も短くなるのではないでしょうか。
繰り返しますが、一度しかない人生です。
思い立ったが吉日。自分にあった趣味を選び、その趣味を通じて親しい友人を作り、毎日の生活を充実したものにしていただきたいと願っております。 |